すっかり那奈のアナルは開発され、貴一の立てた計画通りになっていた。

樹生の働きも素晴らしいが、その満面の笑みを見ると背筋に嫌な汗が流れる則次だった。

「第3委員会室で楽しんでもらっていますが、どうしますか?樹生、止まりますかね」

貴一はおもむろに立ち上がると、樹生に近寄った。

「樹生、そろそろ仕上げだ。その犬に準備させろ」

たいして張っていない貴一の声で、樹生は振り上げかけたムチを止めた。

心持ち、表情も引き締まる。

「まだ、ちゃんと鳴き方教えてないですけど?」

言いながら、樹生は束ねたムチを胸の前でぴしゃりと張った。

「彼氏の前ではちゃんと鳴くさ」

「あれ?良太郎君、本当に来ちゃったんですか?」

きょとんと小首を傾げて樹生が目を丸くする。

「ああ、どうやらなんとしても商品を取り返したいらしい」

「バカな男だなぁ…那奈ちゃん止まって」

鼻で笑った樹生が、振り向きざまに束ねていたムチを抜き那奈の肩先を掠らせた。

「きゃうっ…あっ…はぐっ…」

全身から力が抜けた那奈が床に崩れ落ち、アナルバイブと那奈のお尻を、粘液の細い糸が繋いでいる様子が滑稽だった。

那奈の姿に二人して同じような冷笑を浮かべた貴一と樹生は、揃って教室の出口に向かう。

「則次さん、よろしくお願いします」

樹生はムチを投げ捨てた。

残った則次と、今まで存在を押し殺してきた4人の委員達が、那奈を引き起こして準備をはじめ、第3委員会室へと連れて行った。

第3委員会室は、円形の舞台をぐるりと囲むように椅子が配置された劇場のような造りに改造されていた。

頭に犬耳を固定され、首輪に繋がった鎖を則次に引かれて、那奈が舞台の中央に上げられると、目の前には、3人の男が目隠しをされて椅子に縛り付けられていた。

並んで縛られている3人のうち、両端の2人の股間には、財務委員会が奴隷として所有している伊藤麻奈美と吉富晶子が顔を埋めていて、股間に縋り付かれた男達は、目隠しの下で喘いでいた。

樹生が真ん中の男の目隠しを取った。

「ほら見て、那奈ちゃん。良太郎君だよ」

「那奈!?」

光に顔をしかめた良太郎が、則次に押さえつけられている那奈を見て目を見開いた。

「りょ…たろ…?…良太郎!?良太郎…助けて!」

「こいつ、突然元気になりやがって」

良太郎に向って舞台から飛び出そうとした那奈を、則次が鎖を引いて押さえつけた。

「テメェら、何してんだよ!那奈を離せ!」

縛られた椅子をガタガタ鳴らして良太郎が叫ぶ。

すると良太郎の視界を遮るように、貴一が良太郎の目の前に立った。

「初めまして杉良太郎さん。委員長の桜野貴一です」

貴一の威圧的な目に見下ろされて良太郎は怯んだ。

貴一の口調と声の穏やかさにどう相対するべきか悩み、結局声を低くして良太郎は貴一を睨む。

「いったい何のつもりだ?こんなことしてタダで済むとは思うなよ」

「えぇ、あなたの商品を奪ってしまいましたから、こちらもそれ相応のモノに換えさせて頂くつもりです」

商品、という貴一の言葉に良太郎が息を飲んだ。

「…何の事だ?」

良太郎の声が、さらに低くなった。

貴一は則次に目で合図する。

「ほら、彼氏に見せてやれよ、ケツも使えるようになりましたってな!」

そう言うなり則次は那奈の膝裏を持ち上げ、アナルに肉棒を突き刺した。

「いやぁぁぁ…痛い…痛い…あぐぅぅっ…おっきいの入ってくる…」

「いやらしい音してるぜ、どこが嫌なんだよ」

「助けて…良太郎!」

則次の肉棒を飲み込む那奈のアナルに、良太郎は釘付けになった。

則次の言うとおり、樹生に躾けられながら自分で開発した那奈のアナルは粘着質な音を立ててバイブよりも太い則次の肉棒を咥え込んでいた。

「何って、今夜開かれるパーティーのことですよ」

貴一は舞台で繰り広げられるショーを見物するために3人の隣の席に座った。

「どうです?うちの奴隷は上手でしょ?」

隣の席で縛られ、奴隷に肉棒を舐められている男の耳元で貴一は囁いた。

男の顔は汗でびっしょりと濡れていた。

「頼む、イカせてくれ!」
「俺も、もう限界だ…」

良太郎を挟んだ反対側の席からも、男のかすれた声が漏れた。

「お前ら…」

良太郎が両隣の仲間を交互に見る。

二人はこれ以上ないほどに昂ぶった肉棒の根元を革紐で縛られ、奴隷の口で責められている赤黒く充血して膨らんだ肉棒は、奴隷の唾液に濡れながら射精の時を待って震えていた。

仲間になされる拷問の様を見せ付けられて、良太郎は喉を鳴らして唾液を飲み込んだ。

「良太郎さんから色よい返事が貰えれば、たっぷりと…」

甘く囁いた貴一の声も耳に入らず、良太郎は両隣で繰り広げられる光景に魅入っていた。

その良太郎の視線を、那奈の悲鳴が逸らせた。

「やめて…乱暴にしないで…壊れちゃう…助けてぇ…」

パンパンと乾いた音を立てて則次が那奈のアナルを激しく突き上げていた。

「誰か前にも入れてやれよ、足りねぇってよ」

則次の言葉に、舞台の下で待機していた委員の一人が舞台に飛び乗り、猛った肉棒を取り出して寝転んだ。

「いやぁ…違う…入れないで…」

アナルに肉棒を突き刺したまま、則次は那奈の体を持ち上げて蜜壷を委員の肉棒で貫いた。

舞台の床に手を突いて抵抗する那奈だが、ローター、電マ、ロデオマシーンと玩具で散々融かされている蜜壷は涎を流しながら肉棒を咥え込んでいった。

「あああぁぁ…はぁぁぁんっ…あぁ…熱いっ…熱いよ…」

「すげぇ締まりやがる」

「則次さんが帰ってくる前に媚薬塗りましたから」

アナルの締め付けに呻いた則次に、いつのまにかビデオカメラを構えていた樹生が答えた。

手当てだと言ってたっぷり蜜壷に塗りこんだ薬は、樹生が仕入れてきた強力な媚薬だったのだ。

「話は簡単ですよ。あなた方の取り仕切っている乱交パーティーに、俺達も一枚噛ませて頂きたい」

樹生にビデオが舞台上の狂乱を無視して男達を映す。

「別に参加させて欲しいわけじゃありません。こっちで女の子を提供します。例えば今ここにいる奴隷などをね…その報酬としてパーティーの収入の3割を頂く…悪い話じゃないでしょ?」

貴一の声は誘惑にも似て甘く、危ないとわかっていても近付きたくなる、そんな声を意識した話し方を貴一は使いこなしていたのだった。